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異常昇圧とは? ーその対策についてー

異常昇圧とは? ーその対策についてー

異常昇圧(内圧上昇)とは?

バルブ内部のポケット部に液体(非圧縮性流体)が充満した状態で外部または流体の温度が上昇すると、ポケット内部の液体が熱膨張し、流路部から隔離された密閉容器内で急激に圧力が上がることを「異常昇圧」(内圧上昇)と言います。

この異常昇圧によって、以下のようなトラブルが発生する恐れがあります。

  • バルブ本体の破損

  • ボールやボールシートの損傷

  • 作動トルクの増加による動作不良

設備の安定稼働や現場の安全を守るためには、異常昇圧対策=液封防止 が重要です。


液封防止機構とは?

液封防止機構は、異常昇圧を防ぐためにバルブ内部の圧力を逃がす仕組みです。
コンサスでは、用途や条件に応じて2つの方式をご提案しています。

1. 異常昇圧防止孔(標準仕様)

フランジボールバルブ CSJ・CSJSシリーズ には、標準で「異常昇圧防止孔」を搭載。
ポケット部と流路を同圧にすることで、バルブ全開時の異常昇圧を防止 します。

2. ベントホール加工(特注対応)

バルブ全閉時にも異常昇圧を防ぎたい場合には、ベントホール加工(液封防止機構) をご提案しています。

  • ボール一次側に均圧孔(ベントホール)を設ける

  • ポケット部と一次側を同圧にして、圧力上昇を抑制

※流れ方向が制限されるため、弊社では流れ方向をレーザーマーキングで明示し、安心してご利用いただけるよう配慮しています。


コンサスの強み

  • 標準製品から特注対応まで柔軟にご提供

  • 多数の導入実績と高いリピート率

  • お客様の現場条件に合わせた最適なソリューション提案

異常昇圧は、現場にとって見逃せないリスクです。
コンサスでは、液封防止機構を備えたボールバルブの提供を通じて、「安全」「安心」「信頼」 をお客様にお届けしています。

👉 液封防止機構付きバルブのご相談はお気軽にお問い合わせください。